2017年製
インディアンローズよりも軽い素材でボディバックの反射がやや遅い印象、マホガニー特有のボディー内部での共鳴が深みを生み出す、D-18ならではのサウンドです。サウンドホールに近い位置に配したヴィンテージタイプのブレーシングスタイル『フォワードシフテド・Xブレース』は90年代の量産時代の代物とは異なり、ブリッヂ周りの振動を生かした、昔ながらの構造となっています。人気を博したVintageシリーズやGolden Eraシリーズ等が代表的にこのスタイルをと取り入れていましたが近年スタンダードシリーズにも用いられるようになり、サウンド面では大きな変化を生み出さしました。
ネックの素材はスパニッシュシダー系の軽くて硬い素材(特定は出来ません)が用いられていますが、それに合わせて糸巻きもオープンバックで軽量なバタービーンタイプのノブが印象的なヴィンテージタイプのものが使用されるようになりました。ヘッドとのバランスも良く、抜けの良いサウンドを生み出し、オリジナルの容姿に近いD-18ということで、世界的にファンを納得させる外見も人気を呼んでいます。
D-28と比較される場合、ボディーの重量と硬度が異なる木材ですので、キャラクターの差が出ますが大きく分けて同じ類のギターになります。
加えてGibsonのJ-45と比較されるケースがあります。ボディはドレッドノート、素材も同じということで近いギターとして扱われていますが、弦長が1cm以上長いD-18ですので、まったく別のサウンドということになります。
本器はほぼ新品同様の状態で、小振りなボディーに買い替えたいというお客様よち売りに出され楽器です。
【仕様】
・表板:シトカスプルース単板
・側板:マホガニー単板
・裏板:マホガニー単板
・指板:エボニー
・ブリッヂ:エボニー
・弦長: 約645mm
・ナット幅: 44.45mm
・専用ハードケース付き
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