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90年代後半、日本ではとてつもないウクレレブームが巻き起こり、ハワイですらカマカが買えない時代に生産されたものです。
自社生産のネック+ボディーを生産していた時代から、アメリカ本土のナショナル社にネックの生産を依頼し組み立てのみをハワイで行っていた時代、その後最先端設備でウクレレを大量生産できるまでになった老舗のカマカですが、コアなファンは完全に手作りだったころの個体を好む方が多く、この個体もそういった方にお勧めできるものです。

ボディーのみならず当時は一時的にネックまでハワイアンコアを使用していたのですが、相当贅沢です。マホガニーを特別に輸入するよりも安価だったのでしょうか。いづれにしても現在ではあまり考えられない方法です。

ボディーに割れやへこみ、トップの落ち込みなどもございません。糸巻きのみ現代のGotoh製UPTLに交換しています。
深みのあるサウンドがコンサートウクレレらしい響きを演出します。弦はアランフェス製のマロンに交換しました。お好みの弦がございましたら購入前に交換いたします。